ポーランドの人達は想像してたよりもずっとずっとお洒落で
それでいてとても気さくで親切この上ない。
まるでヨーロッパの街並ともの静かな人々の中に、
眼には見えないけどキューバの人達のような
無邪気で暖かくて、紳士で、
心の奥からじんわり吹き上がるパッションを持ち合わせたような、
何とも独特な人達に魅了されっぱなしだった。
商店で一見無愛想でむっとしてる店員のおじさんに、
このパンて中には何が入ってるの?
と聞くと、むっとしてた顔が一変、柔らかい笑顔で
丁寧に教えてくれる。
カフェやレストランの女の子なんてノリのいい事。
常に冗談を入り混ぜて、一言で終わりそうな会話をさっと済ませず楽しんでるみたい。
カフェやレストランの女の子なんてノリのいい事。
常に冗談を入り混ぜて、一言で終わりそうな会話をさっと済ませず楽しんでるみたい。
道で行き交う人達の中で気になった人
(おじいさんから、おばちゃんから、子供達から色々と)
に片っ端から挨拶してても、
(おじいさんから、おばちゃんから、子供達から色々と)
に片っ端から挨拶してても、
殆どの人が一見むっとしたままだけど挨拶はきちんと返してくれる。
うっとりしちゃう様な綺麗な人もあちこちにいるし、
寒くて雲ばっかりだけど、何故だか楽園に見える。
ドイツへ帰る日、Belaが行ってみたいカフェがあるからと
帰りの荷物を担いだまま、電車を乗り継ぎ、歩いて、間違えて、歩いては道を尋ねて、、
を繰り返しながら、そろそろ疲れた!と言おうかと思ってた頃に
目に留まった窓の大きな小洒落た雑貨屋さん。
丁度雨も降り出してきたのでそそくさとお店に流れ込む。
Belaはひとつひとつ雑貨を見回し、あー!とか、おおっ?とか言いながらはしゃいでる。
僕は荷物を降ろせた事の幸福感でぼーっと
目の前にあった一冊の廃レコードを表紙にしたスケッチブックを眺めてた。
しばらくして、実は隣が目的のカフェだと判明して
雑貨屋を後にしようとした時、
最後の日だから。
と、Belaがそのスケッチブックを買ってくれた。
そうしてゆっくりこの旅最後であろう
カプチーノ (やっぱりオーツミルクで) を二人で飲みほした。
また来よう、次はもっとだらだらと色んな人と絡みたい。
外を見ると、雨はいつの間にか雪に変わってた。