去年の話。
2016年から2年間、ドイツのケルンにある大学へ通うことになったビエラ。
そしてドイツ生活が1年が過ぎた頃、夏休みに日本へ帰って来てた彼女と毎日過ごすうち、
残りの1年はドイツで一緒に暮らしてみるのも面白いかも。
と思い始めたのが、既に新たな流れに乗っかってるとはこの時はまだ知らず。
(当初は北海道か沖縄に出稼ぎ旅に行こうと思ってた)
これからドイツ行きなんて大予想外のイメージが逆にわくわくし始めて、
とりあえずやれる事はやっとこうと、ネットでドイツの求人情報を片っ端から調べては
連絡すること数日。
ケルンにある一軒の日本食屋の女将さんから連絡をもらい、
なんとなんとお世話になる事になった。
なんて度胸のある人だろう、僕を雇うなんて冒険が過ぎる無謀というやつだ。
とはいえ、始まった、始まってしまった。
ワーキングビザを取る事が決まり、とりあえずは暮らせそう。
行くと決まれば早いに越したことはないと、
「すぐ行けまーす!」
と鼻息を荒げたらば、2週間後に出発する事になってさあ大変。
完全に勢いに乗ってた、乗りすぎた。
とりあえずビエラに頼まれてた物と僕の生活用品らしき物達、
そしてみんなから貰った味噌、梅干し、パン、豆に米をどでかいスーツケースに突っ込んで
(このスーツケースも数日前に尾道のに頂いた物)
家族たちの元を飛び出したのだった。