昨夜、明日Torino(トリノ)に友達が来るから会いに行かない?
と誘われ、強行で行く事になった一泊二日の小旅行。
まだ外はまっ暗な午前四時過ぎ、アラームの威勢の良い音楽が部屋に響く。
と、すぐさまそれを止めに掛かるBelaのすばやい右手。
そして、それから毎十分ごとに鳴るアラームを、ひたすら止め続けるその手。
午前五時過ぎ、遂にベッドに下に滑り落ちたアラームも鳴るのを諦めた様子。
僕がここへ来てから、まともに寝るのを見てない彼女を気遣い、今日はないな。と、途中までしてた準備をやめて再び布団に潜り込む。
「準備出来てるの?もうそろそろ出るよ。」
、、、ん?
目を開けると、すでに準備満タンでお茶を飲みながら待ってる様子の彼女。
どのくらい寝てたんだろか、、三十分か、いや一時間くらい?
「あれ、今日行くの?」
「昨日言ったでしょ、さあ電車に間に合わないから急いでね。」
僕の小さな気遣いは、ただの僕の寝坊という結果に終わった週末の朝。
トリノへ行くかね。
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I gets up too late.. let's go to Torino